マルチの女

マルチ商法で一見成功をおさめたように見える姉の裏側を、「王様の耳はロバの耳〜!」と叫ぶブログです。

マルチにハマった姉のトンデモおバカエピソード

こんにちは。ロバノミミです。

今回は、マルチ商法にハマった姉の持つエピソードの中でも、私がドン引きしたとんでもないおバカエピソードをお話します。

本当にドン引きすると思うので覚悟してください。

 

サプリを浴槽に浮かべて吸収を速めようとしていた

これは聞いた瞬間にあまりにもびっくりして姉に「最近の話じゃないよね?!」と訊き返した覚えがあります。そうすると「ううん、最近」と返ってきて、ひっくり返りそうになりました。さすがに姉は30代にはなってなかったと思いますが、ネットワークビジネスを始めてかなり経っていた頃だったと思います。というかこんなことを高校生がしていてもびっくりするので20代だとしても何やっとんじゃいという気持ちですが。

詳細を話しますと、姉は活動しているMLM企業のサプリをかなりの数飲んでいます。ある時、一度にたくさん効率よく摂取したいと思った彼女は、「お風呂に入る時に浴槽に浮かべて皮膚から吸収すればいいんだ!」と考えました。実践してみたところ、お湯が濁って変なにおいになったため、この試みは中止したそうです。そらそうやろ。

この話を聞いて、ジミー大西さんのエピソードを思い出しました。わからない方は「ジミー大西  点滴飲む」でググってください。昔、テレビで明石家さんまさんが話しているのを見て笑っていましたが、まさかその数年後に家族から同じようなエピソードを聞くとは夢にも思っていませんでした。

姉はよく、自分の活動しているMLM企業の製品をべた褒めしています。ノーベル賞を受賞している人がつくっているとか、その分野で世界に数人しかいない学者が携わっているとか…。そんなことを声高に言っている人間が科学をひっくり返すようなことをするんじゃないよ、逆にお前はその科学者たちをナメてるだろ、と言いたくなります。

 

エイズの世界へようこそ」を信じていた

これは有名な都市伝説なので、ご存じの方も多いと思います。

ある男性が旅先で魅力的な女性と出会い、彼女とホテルで一夜を共にします。翌朝起きると彼女は居なくなっていて、鏡に真っ赤な口紅で「エイズの世界へようこそ」と書かれていた、という少しゾッとするお話です。

この話と似たような話を、姉は知り合いの知り合いの話で…という感じで友人数人に話していました。姉の話の中では、被害に遭ったのは女性で、伝言は鏡ではなくその女性自身の体に血で書かれていたそうです。「なんで書かれとる最中に起きひんねん」とか「その血どうやって出してん」とかツッコミたくて仕方なかったですが、その場にいる全員が信じていて、私には場の雰囲気を壊す勇気がありませんでした…。

姉は「その子はエイズになっちゃったからちょっとした風邪にもかかれないくらい大変で…」と後日談を深刻なトーンで話していたので、彼女がその場にいる友人を騙そうとしたのではなく、彼女も騙された一人なのだ、と分かりました。

 

二つ目のエピソードは、マルチ商法をやっているかどうかは関係ないように思いますが、姉に関しては「あ、だからセミナーとか上司に言われたことを何でも信じるんだ…」と納得せざるを得ないものがあると思います。

こんなトンデモエピソード、いざ自分の家族に起こると、恥ずかしさが勝って笑い話としてひとに話せないことに気づきました。だから今ここで消化します。このブログを読んだ誰かが笑ってくださったら幸いです。